このページに「株安が起きてから1週間で、世界の金融資産は1兆7000億ドル減った」という記述がありますが、どういう意味でしょうか?実際の世の中にあるお金が減ったのでしょうか?お金が減ってないとしたら「何が」減ったのでしょうか?
金融に詳しい人教えてください。
>「世界の金融資産は1兆7000億ドル減った」
そのほとんどが株式の時価総額の減少によるものでしょう。
時価総額[じかそうがく]|野村證券
株ではなく、たとえば名画の価値を考えてみてください。
ある画家の残した名画は世界に100点ほどあり、それらの総額は5億円にのぼるとしましょう。
しかしある日、その画家の遺作とされる作品はほぼ全点が贋作だという事実が判明してしまいました。100点の名画は一夜にして紙くず。美術界から5億円の資産が失われたことになります。
では、失われた5億円はどこへ行ってしまったのでしょう?
もともと、その贋作の絵画の原価は紙代と絵の具代程度、ほぼタダです。
取引される過程で値上がりし、総額5億円のマージンは転売者の利益になったわけです。最後の持ち主たちの損は、それまでの転売者たちの儲けとイコールなのです。
なるほど。分かりやすい例ありがとうございます。
世界の証券取引所の上場している時価総額(株価X株数)のことです。
たとえば、東証では3月16日 1日で以下のように変動します。
http://www.tse.or.jp/glossary/gloss_s/jikasogaku.html
http://www.tse.or.jp/STATISTICS/01.html
東京証券取引所 時価総額
3月16日- 15:02現在
市場第一部 537397.944十億円 -52479.94億円
市場第二部 7115.237十億円 -551.48億円
マザーズ 3481.297十億円 800.01億円
なるほど、やはり時価総額が下がったということなんですね。
ありがとうございます。