この数理SFがすごい!!inはてな



その作品の魅力と入手方法なんかも書いてもらえればありがたいです。同意見があれば、はてなスターを使ってもらってもかまいません。とりあえず僕としては、イーガン「ルミナス」と円城塔「Boy's Surface」に一票入れときます。

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  • 終了:2008/04/13 23:30:03
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回答9件)

id:miharaseihyou No.1

回答回数5227ベストアンサー獲得回数719

ポイント16pt

数理SFという分野は一般には認識されていないようです。検索してもサイトが無い。

敢えてその手の作品を挙げるとすれば

 

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%...

 

が私の知っている最初の作品です。

 

http://www.stellvia.com/

 

rakuten:book:11345962:detailrakuten:book:11573640:detail

 

なんかもそうかもしれない。

 

ハードSFならホーガンとかプリンなどいますが、ストーリー優先なので「数理」とするには厳しいなあ。

 

rakuten:book:11212865:detail

などはそうかもしれません。

 

いずれも脳内の数字的なあるいは定量的な、または定質的な謎解きの部分を読者と一緒になって推理する部分が作品のキモになっています。

プラスアルファの魅力と言ったところでしょうか。

そういった意味では

 

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%87%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%...

 

も、そうかもしれません。

id:rarara6

いやまあ、数理SFとは?って疑問には個人の嗜好も絡んでくるので答えがないと思うのですが、質問者の僕の狭い狭いSF読書経験から言えば、一応、「数理的な何かがメインのガジェットや主題になっていてその上でなんだか数理的なSF小説」みたいなのでどうでしょう?

ところで「ファイブスター物語」って数理なんですか!?

2008/04/07 12:54:00
id:kanan5100 No.2

回答回数1469ベストアンサー獲得回数275

ポイント16pt

有名どころは、このあたりでしょうねえ。

 

石原藤夫『宇宙船オロモルフ号の冒険』

http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%88%B9%E3%82%AA%E3%...

ルーディ・ラッカー『時空ドーナツ』

http://www.amazon.co.jp/%E6%99%82%E7%A9%BA%E3%83%89%E3%83%BC%E3%...

ルーディ・ラッカー『ホワイト・ライト』

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%...

 

あと古典的なところではこのへん。

『第四次元の小説』

http://www.amazon.co.jp/%E7%AC%AC%E5%9B%9B%E6%AC%A1%E5%85%83%E3%...

エドウィン・アボット『多次元・平面国』

http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%9A%E6%AC%A1%E5%85%83%E3%83%BB%E5%...

 

ただし、全部入手困難です。

id:rarara6

なるほどなるほど。やはりラッカーは一度読んでおくべきみたいですね。

2008/04/07 17:45:31
id:ita No.3

回答回数204ベストアンサー獲得回数48

ポイント16pt

数理ネタを小道具に使った作品は多いけど(最近だと ISBN:415208880X 、魔術でP=NPにする話)

数理メインというとイーガンと円城塔くらいですかね。あとはテッド・チャンとか。

チャンは一冊しか出てませんが、SFM2008年1月号に短篇が2つ載ってて、ひとつはタイムマシンもの、ひとつはNature に載った小説です。

イーガンはディアスポラとか、未訳のSchild's Ladderとか、5月に出る予定の長編とか、3月に出たルミナスの続編なんかがかなり数理SFですね。

リスト:http://d.hatena.ne.jp/ita/20080311/p1

ここに数学フィクションのリストがありますが http://www.cofc.edu/~kasmana/MATHFICT/default.html

玉石混交です。Search で数学度4以上に限定して検索するといいかもしれません。

あとはルミナス関連で、ノンフィクションですけどチャイティンって人が面白いらしいです。ISBN:4826901380

id:rarara6

イーガン、チャン、円城は定番になりつつありますね。

ルミナスの続編!!そいつは実に読みたいですね。とは言え長編の未訳作品も溜まってるみたいだし、日本語で読むには数年待ちになりそうですね。

このサイト凄いですけど、英語読めません><。

ノンフィクションも良いですよね。「ライフゲイムの宇宙」も前から狙ってるんですけど、やっぱり文庫の方が安いんでそっちを買っちゃうんですよねえ。

2008/04/07 21:10:44
id:zm_nouveau No.4

回答回数3ベストアンサー獲得回数0

ポイント16pt

グレッグ=ベアの「タンジェント」はいかがでしょうか。

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%...

数理というよりも詩的な印象が残りますが。

id:rarara6

ベアはイーガンの親戚だと思っていた時期が僕にもありました。ごめんなさいベア。今度読んでみます。

2008/04/07 21:15:27
id:terau No.5

回答回数10ベストアンサー獲得回数0

ポイント16pt

数理SFは計算がキーワードになっているSF小説である。とした場合「冷たい方程式」は如何でしょうか。

http://www.amazon.co.jp/%E5%86%B7%E3%81%9F%E3%81%84%E6%96%B9%E7%...

ただ、一発ネタのお話ですのでまだ読まれたことが無く今後読むつもりがあるなら一切の書評などを読まないほうがいいかもしれません。

id:rarara6

耳にしたことがあるタイトルですけど、読んだ事は無いですねえ。書評サイトを巡るうちにネタが割れちゃいそうで怖いです。

2008/04/08 00:20:50
id:ROYGB No.6

回答回数70ベストアンサー獲得回数4

ポイント15pt

少し昔の作品ですが、アシモフのファウンデーションシリーズも数理SFになるかも。

心理歴史学という架空の学問が物語のベースになっています。たとえていうと気体に含まれる個別の分子についてわからなくても気体全体の動きを計算できるのと同じように、個々の人についてはわからなくても人の集合体である社会の動きは計算によって予測できるというのが心理歴史学です。

ファウンデーション ―銀河帝国興亡史〈1〉    ハヤカワ文庫SF

ファウンデーション ―銀河帝国興亡史〈1〉 ハヤカワ文庫SF

  • 作者: アイザック・アシモフ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫


他にはクラークの「彗星の中へ」という短編は、計算がテーマです。故障したコンピュータの代わりを人力で行う話。日系人のタケオが活躍します。「10の世界の物語」に収録されてます。

10の世界の物語 (ハヤカワ文庫 SF (617))

10の世界の物語 (ハヤカワ文庫 SF (617))

  • 作者: アーサー・C・クラーク
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫


あと最初の回答にあった「ファイブスター物語」は、ファティマが生体コンピュータとしてつくられたあたりが数理なのかなとちょっと思いました。いわば歩くスーパーコンピュータ。

id:rarara6

歩くスパコンってのはドラえもんと言うよりかはドラミちゃんみたいな?

うーん、数理SFって言葉の間口の広さがいまいち僕自身把握できてないんで、これは良しこれは駄目って言えない事実にいま気がつきました><

2008/04/09 22:56:52
id:ad2217 No.7

回答回数5ベストアンサー獲得回数0

ポイント15pt

あえて、はずした答えですが、

「ありえざる都市」

http://www.amazon.co.jp/%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%88%E3%81%96%E3%...

id:rarara6

Amazonの紹介を見ただけですが、真理探究系ですか?

2008/04/09 22:57:57
id:maeponpon No.8

回答回数1ベストアンサー獲得回数0

ポイント15pt

小説ではありませんが映画「スニーカーズ」

http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%...

があります。

この映画は、RSA暗号の発明で有名な Len Adleman が

映画製作に係わっているもので、92年製作と少し古いですが

暗号解読機がストーリーの重要な鍵となるものです。

現代暗号は数学が深く関わっており、数理SFであると考えました。

id:rarara6

ロバート・レッドフォード!RSA暗号!

非常に観たいですね。そう言えば、映画で数理SFと言えば「π」がありましたね。あれはかなり好きな映画です。

2008/04/09 23:01:21
id:moons No.9

回答回数15ベストアンサー獲得回数0

ポイント15pt

昔のライトノベルですが「食前絶後!!」みたいな奴ですか?

http://www.amazon.co.jp/%E9%A3%9F%E5%89%8D%E7%B5%B6%E5%BE%8C-%E3...

ものすごい勢いで料理SFと空目しました。失礼。入手法:古本屋の片隅にあるかもしれません。

質問者が望んでいる答えはスティーブン=バクスター「天の筏」(重力定数が10億倍の宇宙に取り残された人類社会における、少年の成長物語。ラストの老科学者の台詞が泣ける)や、ロバート=L=フォワード「竜の卵」(重力670億G、0.2秒で一日が過ぎる中性子星の表面に発生した異星人世界と人類のコンタクト)みたいなものでしょうか。

http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A9%E3%81%AE%E7%AD%8F-%E3%82%B9%E3...

http://www.amazon.co.jp/%E7%AB%9C%E3%81%AE%E5%8D%B5-%E3%83%8F%E3...

id:rarara6

料理SFに興味が湧いて困ります。

みたいなものでしょうかとこちらが聞きたいくらい実にへたれな質問者なのですが、数理かどうかは別にしても

>重力670億G、0.2秒で一日が過ぎる中性子星の表面に発生した異星人世界と人類のコンタクト

は読んでみたいです。

2008/04/13 15:14:38
  • id:ita
    あ、書き忘れた。ノンフィクションで
    ISBN:4535783837:detail
    もおすすめです
  • id:ya--mada
    求めているものとは明らかに違うだろうが、コレ
    至福の超現実数 ドナルド・E.クヌース
    http://d.hatena.ne.jp/asin/4760126465
  • id:miharaseihyou
    どうも、数理的数学的な概念を物語の世界を設定するために使っている作品だと思ったのですが、
    rarara6さんが求めておられるのは、それ以上に数学的な概念で推理なり構成なりのストーリーそのものを構成した作品ということのようですね。
    物語の世界は厳密な数字で語るには複雑すぎるので構成から数字で語るとすれば難しいかな。因数分解や多元連立方程式で会話する人は残念ながら少数派でしょう。
    長編では、どうしても人文系がメインになりますね。
    メインの推理部分に使われているとすれば、そこそこ売れた作品では
    「神の目の小さな塵」
    http://www.amazon.co.jp/%E7%A5%9E%E3%81%AE%E7%9B%AE%E3%81%AE%E5%B0%8F%E3%81%95%E3%81%AA%E5%A1%B5-%E4%B8%8A-%E5%89%B5%E5%85%83SF%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%83%B3/dp/4488654010
    ぐらいかな。メインの推理部分以外はそうじゃないんですが、それぐらいが限界のようです。
    あまり多用すると難解になりすぎて読者が付いてきてくれなくてプライスから外れてしまう。
    ストーリーには絡ませないで彩りだけというのは多いんですけどね。「ヴェイスの盲点」とかね。
  • id:ita
    数理SF = 数学&物理の問題を解いて概念が理解できた時の快感を体験できて、かつSF的センスオブワンダーに満ちた作品、
    てことでどうでしょう。それには作者も読者も前者の経験がないといけないんで間口が狭いですねぇ。
    あ、「我はロボット」とか三元則を公理として展開していくのは数学っぽいかも。その線だと「雪風」シリーズも近いかな。
  • id:rarara6
    「ルミナスやBoy's Surfaceみたいな作品が読みたいな」という願望から出た質問なんですけど、やっぱり数理SFとはなにかを定義しとかないと挙げられる作品に幅が出来過ぎちゃうみたいですね。

    なんか、「数理SFとは何ぞやと言うことから議論し始める」ってのが、ああみんなSF脳なんだなあって感じで良いですね。
  • id:ad2217
    小林泰三を挙げずに、ありえざる駄作を挙げてしまったのは一生の不覚なので「酔歩する男」を挙げておく。
  • id:miharaseihyou
    厳密な意味でではありませんが、表現されている数値の情報を理解できないと物語を理解し難くなるという意味でジェイムズ・P・ホーガンはそれなりかな。
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BBP%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%82%AC%E3%83%B3
    技術や数学に興味の無い人が読んでも理解できない作品が多い。彼は実際にシュミレーションしてから執筆しているようです。
    「揺籃の星」など太陽系の数学モデルのシュミレーションが頭の中でできればダイナミックな感動を味わうことが出来るかもしれない?三次元立体の時空相互変数をターニングポイント付きで頭の中でシュミレーションするのは普通は苦しいかも。どうしても結果だけを追って楽しんじゃいますね。三次元立体を対数軸と時間軸つきでイメージするのは普通じゃあ無理だあ。
  • id:rarara6
    小林泰三は積読の山の底の底にあるはずなので発掘してみます。

  • id:Geosword9
    ずいぶん前に読んだので作者名は失念してしまいましたが、タイトルは
    「アーキィ・マラーキー」短編です。
    検索しても出てこないようですので、あらすじを書きます。

    宇宙船の故障で敵対的な異星に不時着した主人公。
    数ヶ月待てば救出も期待できる状況でしたが、囚われ、スパイとして
    死刑を宣告されてしまいます。
    ただ、その星では死刑に関してユニークな風習がありました。
    死刑の執行前、死刑囚に1つ、好きなゲームを選ばせ、そのゲームの
    決着が着いた後(勝敗どちらの結果でも)死刑が執行されます。
    逆に、勝敗が着くまでは処刑されない、という事です。
    そして、その星の住人にとっては、そのゲームの観戦が重要な娯楽
    にもなっています。

    考えた主人公が選んだゲームは・・・ハノイの塔(64段)でした。

    という話です。
    相手側の対応なども面白いので、収録されていた本のタイトルが判ると
    良かったのですが・・・
  • id:moons
    「食前絶後!」は「梅干しを食べると唾が出る」のように味覚によって人間の反応が呼び覚まされるとすれば、「食べると空が飛べる」とか「食べると超人的な力がでる」といった人間の反応を呼び覚ます味付けが存在しうるはずであり、そのように「超現実的な味付けによって非現実的な現象を発現させる」調理魔法をテーマにしたライトノベルです。なんか、いま振り返ると、まるでイーガンが書きそうな話に思えますね(大嘘)。
  • id:maangie
    金子邦彦「カオスの紡ぐ夢の中で」
    http://www.amazon.co.jp/gp/product/4094020810
    は既出じゃないですよね。面白いですよ。
  • id:rarara6
    確か円城塔の恩師の作品で、円城塔という名前の元ネタのやつですね。
    小説なのかエッセイなのかいまいちわからないんですが、SFなんですか?
  • id:maangie
    > 確か円城塔の恩師の作品で、円城塔という名前の元ネタのやつですね。
    その通りです。

    > 小説なのかエッセイなのかいまいちわからないんですが、SFなんですか?
    えーと、エッセイの中に短編小説が挟んであるという、びみょーな作品です。その短編小説がSFであることは間違いないです。
    エッセイも小説も面白かったです。
    つーか、小説の面白さがエッセイを圧倒してると、僕は思いました。(エッセイが面白くないわけではありません)

    なお、エッセイの中に短編小説を混ぜるという手法は、森毅もやってました。どの作品か覚えていませんし、数理SFでもないのでアレですが。

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