その作品の魅力と入手方法なんかも書いてもらえればありがたいです。同意見があれば、はてなスターを使ってもらってもかまいません。とりあえず僕としては、イーガン「ルミナス」と円城塔「Boy's Surface」に一票入れときます。
数理SFという分野は一般には認識されていないようです。検索してもサイトが無い。
敢えてその手の作品を挙げるとすれば
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%...
が私の知っている最初の作品です。
rakuten:book:11345962:detailrakuten:book:11573640:detail
なんかもそうかもしれない。
ハードSFならホーガンとかプリンなどいますが、ストーリー優先なので「数理」とするには厳しいなあ。
などはそうかもしれません。
いずれも脳内の数字的なあるいは定量的な、または定質的な謎解きの部分を読者と一緒になって推理する部分が作品のキモになっています。
プラスアルファの魅力と言ったところでしょうか。
そういった意味では
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%87%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%...
も、そうかもしれません。
有名どころは、このあたりでしょうねえ。
石原藤夫『宇宙船オロモルフ号の冒険』
http://www.amazon.co.jp/%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%88%B9%E3%82%AA%E3%...
ルーディ・ラッカー『時空ドーナツ』
http://www.amazon.co.jp/%E6%99%82%E7%A9%BA%E3%83%89%E3%83%BC%E3%...
ルーディ・ラッカー『ホワイト・ライト』
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%...
あと古典的なところではこのへん。
『第四次元の小説』
http://www.amazon.co.jp/%E7%AC%AC%E5%9B%9B%E6%AC%A1%E5%85%83%E3%...
エドウィン・アボット『多次元・平面国』
http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%9A%E6%AC%A1%E5%85%83%E3%83%BB%E5%...
ただし、全部入手困難です。
なるほどなるほど。やはりラッカーは一度読んでおくべきみたいですね。
数理ネタを小道具に使った作品は多いけど(最近だと ISBN:415208880X 、魔術でP=NPにする話)
数理メインというとイーガンと円城塔くらいですかね。あとはテッド・チャンとか。
チャンは一冊しか出てませんが、SFM2008年1月号に短篇が2つ載ってて、ひとつはタイムマシンもの、ひとつはNature に載った小説です。
イーガンはディアスポラとか、未訳のSchild's Ladderとか、5月に出る予定の長編とか、3月に出たルミナスの続編なんかがかなり数理SFですね。
リスト:http://d.hatena.ne.jp/ita/20080311/p1
ここに数学フィクションのリストがありますが http://www.cofc.edu/~kasmana/MATHFICT/default.html
玉石混交です。Search で数学度4以上に限定して検索するといいかもしれません。
あとはルミナス関連で、ノンフィクションですけどチャイティンって人が面白いらしいです。ISBN:4826901380
イーガン、チャン、円城は定番になりつつありますね。
ルミナスの続編!!そいつは実に読みたいですね。とは言え長編の未訳作品も溜まってるみたいだし、日本語で読むには数年待ちになりそうですね。
このサイト凄いですけど、英語読めません><。
ノンフィクションも良いですよね。「ライフゲイムの宇宙」も前から狙ってるんですけど、やっぱり文庫の方が安いんでそっちを買っちゃうんですよねえ。
グレッグ=ベアの「タンジェント」はいかがでしょうか。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%...
数理というよりも詩的な印象が残りますが。
ベアはイーガンの親戚だと思っていた時期が僕にもありました。ごめんなさいベア。今度読んでみます。
数理SFは計算がキーワードになっているSF小説である。とした場合「冷たい方程式」は如何でしょうか。
http://www.amazon.co.jp/%E5%86%B7%E3%81%9F%E3%81%84%E6%96%B9%E7%...
ただ、一発ネタのお話ですのでまだ読まれたことが無く今後読むつもりがあるなら一切の書評などを読まないほうがいいかもしれません。
耳にしたことがあるタイトルですけど、読んだ事は無いですねえ。書評サイトを巡るうちにネタが割れちゃいそうで怖いです。
少し昔の作品ですが、アシモフのファウンデーションシリーズも数理SFになるかも。
心理歴史学という架空の学問が物語のベースになっています。たとえていうと気体に含まれる個別の分子についてわからなくても気体全体の動きを計算できるのと同じように、個々の人についてはわからなくても人の集合体である社会の動きは計算によって予測できるというのが心理歴史学です。
ファウンデーション ―銀河帝国興亡史〈1〉 ハヤカワ文庫SF
他にはクラークの「彗星の中へ」という短編は、計算がテーマです。故障したコンピュータの代わりを人力で行う話。日系人のタケオが活躍します。「10の世界の物語」に収録されてます。
あと最初の回答にあった「ファイブスター物語」は、ファティマが生体コンピュータとしてつくられたあたりが数理なのかなとちょっと思いました。いわば歩くスーパーコンピュータ。
歩くスパコンってのはドラえもんと言うよりかはドラミちゃんみたいな?
うーん、数理SFって言葉の間口の広さがいまいち僕自身把握できてないんで、これは良しこれは駄目って言えない事実にいま気がつきました><
Amazonの紹介を見ただけですが、真理探究系ですか?
小説ではありませんが映画「スニーカーズ」
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%...
があります。
この映画は、RSA暗号の発明で有名な Len Adleman が
映画製作に係わっているもので、92年製作と少し古いですが
暗号解読機がストーリーの重要な鍵となるものです。
現代暗号は数学が深く関わっており、数理SFであると考えました。
ロバート・レッドフォード!RSA暗号!
非常に観たいですね。そう言えば、映画で数理SFと言えば「π」がありましたね。あれはかなり好きな映画です。
昔のライトノベルですが「食前絶後!!」みたいな奴ですか?
http://www.amazon.co.jp/%E9%A3%9F%E5%89%8D%E7%B5%B6%E5%BE%8C-%E3...
ものすごい勢いで料理SFと空目しました。失礼。入手法:古本屋の片隅にあるかもしれません。
質問者が望んでいる答えはスティーブン=バクスター「天の筏」(重力定数が10億倍の宇宙に取り残された人類社会における、少年の成長物語。ラストの老科学者の台詞が泣ける)や、ロバート=L=フォワード「竜の卵」(重力670億G、0.2秒で一日が過ぎる中性子星の表面に発生した異星人世界と人類のコンタクト)みたいなものでしょうか。
http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A9%E3%81%AE%E7%AD%8F-%E3%82%B9%E3...
http://www.amazon.co.jp/%E7%AB%9C%E3%81%AE%E5%8D%B5-%E3%83%8F%E3...
料理SFに興味が湧いて困ります。
みたいなものでしょうかとこちらが聞きたいくらい実にへたれな質問者なのですが、数理かどうかは別にしても
>重力670億G、0.2秒で一日が過ぎる中性子星の表面に発生した異星人世界と人類のコンタクト
は読んでみたいです。
いやまあ、数理SFとは?って疑問には個人の嗜好も絡んでくるので答えがないと思うのですが、質問者の僕の狭い狭いSF読書経験から言えば、一応、「数理的な何かがメインのガジェットや主題になっていてその上でなんだか数理的なSF小説」みたいなのでどうでしょう?
ところで「ファイブスター物語」って数理なんですか!?