現代の天文学の発展には、高性能の計算機を用いた数値実験(シミュレーション)が大きく貢献しているが、研究手段として数値実験が必ずしも相応しくない/数値実験を行う意義が乏しい分野もある。
以下に挙げる分野について、数値実験が研究手段として相応しいか相応しくないか、及びその理由を説明しなさい。
①太陽以外の恒星が惑星を持つ場合の惑星の大きさ・個数・組成および内部構造
②複数の銀河が融合しながら渦巻や円盤状の形状を持つに至る過程
③白色矮星の内部の構造や組成
④主系列星の中心部で生まれたエネルギーが表面にまで伝わるプロセス
です。
調べたのですが分からなかったため、どなたか回答よろしくお願いします(>_<)
コメント(1件)
数値実験をした結果が、観測できた現実の一部を表現できていれば、現実を生み出したプロセスを数値実験の過程が示しているとしてさらに研究を進める手がかりを提供することに繋がります。
初期条件に観測できた現実の一部を織り込んだモデルをおけば、数値実験で今後の見通しを導き、そのプロセスの一部が爾後の観測と整合的であれば、数値実験をしたモデルを理論とする可能性が出てきます。
①太陽以外の恒星が惑星を持つ場合の惑星の大きさ・個数・組成および内部構造
②複数の銀河が融合しながら渦巻や円盤状の形状を持つに至る過程
③白色矮星の内部の構造や組成
④主系列星の中心部で生まれたエネルギーが表面にまで伝わるプロセス
どれでも、観測が出来る項目があるので、そのような状態がおきうる理論モデルを作ってその条件やモデルの研究は出来そうです。
また、観測できている状況をモデル条件に入れて、それらが次にどのような経過を辿るかを数値実験し、その数値実験のあるプロセスで出現するフェースに近似的な天体観測事実を提示するか、あるいは自分で探すかすれば研究は出来そうです。
①~④のどれでも、数値実験が研究手段としてふさわしくないとは言えないのではないでしょうか。