かきつばた杯を開催します。
2連続(ーー;)
前回の開催はこちら
http://q.hatena.ne.jp/1377901678
かきつばた杯についてはこちらです
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BF%CD%CE%CF%B8%A1%BA%F7%A4%AB%A4%AD%A4%C4%A4%D0%A4%BF%C7%D5
お題は、『天下をかけた戦い』です。
歴史中の合戦を物語にスピンオフさせてみたり、
メダルとか、トロフィーなどいろんなものを「天下」に例えて描いてみたり・・・。
お題に合えばなんでもいいです。
文字数・行数の制限はありません。長すぎず、短すぎずなら構いません。
講評は、希望してくれたら頑張ります。
とりあえず、☆・感想はやりますので。
なお、前回と同じくベストアンサーの他に「優秀賞」「佳作」もつけます。
なお、賞は独断で決めさせていただきます。
(前回アンケートとって失敗した点が・・・)
締切は10月6日,12:30の予定です。
さて・・・この本戦こそが、天下(ベストアンサー)をかけた戦いですね・・・。
それでは、出陣!! 力作待っております!
「明日菜、御免ね」
遠くから聞こえる母の声。失った母の声が聴こえる。続いて慈愛に満ちた姿が見えて、その手を握っているのは子供だ。それは、小さい頃の私。
「ママ……?」
小さな私は、いつも遊んでいた実家の庭で母の手を握っている。母はその手をゆっくりと放し、私の頭を撫でながら、屈んで目線を合わせた。
夢だ。これは、私の脳みそが描く優しい幻だ。そう気が付いた途端に光が溢れ、母の面影は消えていく。
「ママ!行っちゃやだ!」
――逝っちゃ嫌だよ、ママ……
「明日菜!」
はっと目が覚めて最初に見たのは、双子の兄であり私の保護者的存在になっている(悔しい)、飛鳥の顔だった。多摩地区では敵のいない旧家・坂本家の次期当主であった彼は、楽をして過ごせるその椅子を壊して、妹の私を連れて多摩地区から逃げ出した。ただの高校生だった二年前、“坂本家が絶対、なんておかしい”と、その考え一つで将来を棒に振っているあたり、坂本家始まって以来の異分子と言われ、忌み嫌われてきた中流家庭出身の母・今日子の血が入っている。それは私も同じだけれど、姿かたちがそっくりの私よりその血は濃い気がする。
「ったく、いつまで寝てんだよ。もう朝だよ」
「……御免」
「朝食できてるよ。朝は食べないと。華の女子大生」
「御免、食欲ないんだ」
「御免ばっかり」
「行ってきます」
今日はいつもみたいに喧嘩できそうもない。私はそのまま無言で顔を洗い、歯を磨き、姿見で寝癖を確認して家を出た。
「……母さんか。ま、かなわないよな。高卒サラリーマンの兄貴と、偉大なる母親じゃ」
アパートから大学まで、電車で三十分。どうもやる気の出ない私は、今朝の夢を思い出していた。あの庭は本家の母屋の庭で、幼い頃は、よく家族四人で遊んでいた。私と飛鳥を見ながら、時折クスクスと笑っていた父と母。私たちは幼いながら、テレビに出てくるような好青年と美女のカップルだと、笑ったりしていた。
二年前に母が逝き、その一年後に父も逝った。仲睦まじい二人は、多少のずれはあれど最後まで一緒だった。いつも隣にいる人がいなくなるとはどんな気持ちだろう。父は最後の一年を、どう生きたのだろうか。
ちょうどそれを思ったら、大学の最寄についた。そして思い出したあの日の記憶。今日も頑張ろう。母の葬式のあの日、脱走に加担してくれた上、貯金まで残してくれた亡き父と、生活の足しにと就労の道を選んだ聡明な兄のために。
それは母が逝ってから丁度一年後の夏。大学に無事合格し、少しずつ慣れてきた頃だった。郵便物を見るのは飛鳥の役目だったが、たまたま手が離せずに私が見に行ったのだ。
「どうして教えなかったのよ……」
父からの手紙だった。手紙ではない、それは……遺書だった。
「明日菜、受験を控えてたからさ。受験生の心を乱したらダメだろ」
「一大事よ?私たちの肉親なのよ、父さんは!」
「俺たちはもう坂本家の人間じゃない。下手に動いたら見つかって、また実家に閉じ込められる」
「あんた、鬼よ……!坂本が何よ、実の親なのよ!悲しくないわけ?!」
「悲しいに決まってんだろ!」
温厚な飛鳥が珍しく声を荒げる。責任感が強い彼は、何もかもを背負うつもりだったのだろう。坂本家を出たことも、病気だった父のことも、私のことも全て。どんなに苦しかったろう。何故私は、気づけなかっただろう……
「俺らの人生さ……まだまだ長ぇんだよ。だから、前に進むしかないんだよ。坂本家からビクビクしている今の生活、これって大きな山だと思うんだ。天下分け目の関ヶ原、裏切る武将が出たけど、生きてく為にはしょうがなかったんだ。今もそうだと思う」
「でも……その負い目をずっと感じなきゃならないじゃない!」
「一つずつ壊していけばいいさ。壊せなかったら回り道すりゃいい。幸い俺らはまだ若いからな」
「飛鳥……」
講義が終わると、目にもとまらぬ速さで身支度を済ませ、帰路に着く。友人たちの誘いも全て断った。無性に飛鳥に会いたかった。一蓮托生、かけがえのない存在。
「ただいま」
「お帰り。何、吹っ切れた様な顔だな」
「うん、思い出したの」「何を?」
山を越えればまた山。守られた中にいた私たちは、山自体を知らなかった。一つ一つがどんなに小さくても、私たちにとってはとても大きな山なのだ。大きな山脈を思わせる坂本家だけれど、いつかそんな概念を吹飛ばして、私と飛鳥なりの天下を取っていきたい。坂本飛鳥、坂本明日菜という個があると、胸を張って遠くの両親に言えるように。
最近は、遠ざかってしまったけれど私は昔F1をTVで見る事が
好きだった
いや、ビデオに録画をして何度も見直して熱狂したりもしていたし
専門誌を買ってた時もある位にはまってた事も。
そんな私がF1を初めてみたのは、夕食をとるために入った食堂に
置かれてたTVでF1の日本グランプリが放送されていたからだ
私は、その中で繰り広げられてたバトルにすっかり夢中になっていた
(その年の年間チャンピオンが決まる天下分け目の戦いを
音速の貴公子と教授が繰り広げていた。)
でもシーズン通じて熱心にF1をみたといえるのは
まずF1の放送がほとんど深夜に放送だったり、録画機器を持ってなかった事や
私が夢中になっていた教授が所属してたチームが不調だったり
レース界から一年遠ざかってた事もあり
初めてF1をみ始めたTV中継の鈴鹿でのレースから
3年ほど時間がたっていた。
この年は、結果的には私が大好きだった教授にとって
現役生活の最後の年で
音速の貴公子とシーズンを通してこの年の年間チャンピオンを
決める天下分け目の戦いをしてたけれど
この年の教授はすごいレースもみせてくれてたけれど
どちらかというと音速の貴公子の方がより輝く走りをしてたと
思う。
(私は、音速の貴公子のファンではなかったけれど)
教授は、精細を欠くレースもあったけれど
運転してたマシーンの速さと
シーズン通しての走りをまとめた事もあり現役最後の年に
宿命のライバルとの天下分け目の戦いに勝ち
チャンピオンを勝ち取る事が出来ったのだが。
私は、教授がF1ドライバーを辞めた後も
しばらくは、f1中継をみていたのだけど
いつ頃からだろうかチャンネルを合わせることはなくなっていった
日本人ドライバーが活躍する姿に喜んだりした事もあったりは
したのだけどやっぱり教授と音速の貴公子が
F1の天下分け目の戦いをしてたあの頃のようには
熱狂はしていない
もうあの頃のようには熱狂はしないんだろうなあと
思うのだけどさびしかったりもする
回答ありがとうございます!
F1の熱狂状況がなんだか伝わりますね。
教授がいなくなると自然に見なくなる・・・。
これ、現実界でもありますよね、よく。
『早い者勝ち』
帝国の攻勢は日増しに激しくなる一方だった。
俺は正直、戦意を失いかけていたが、最後の気力を振り絞って耐えていた。
しかし、軍資金も底をつこうとしている今、この状況を打開する術はない。このまま奴らの軍門に下るのか……?
いや、皆を率いる立場の者が露骨に狼狽えては全員の士気にも関わる。
ここが正念場。ここが男の関ヶ原。ここが男の天王山。そう自分に言い聞かせて耐え忍ぶ日々が続いている。
――きっと明日になれば、吉報が届くはずだ。きっと。
その時、通信機のピリリという音色が静寂を破った。俺はすぐにでも飛びつきたい衝動を必死に抑え、3つ数えて平静を取り繕ったあとで通信機の回線を開いた。「ああ、私だ、状況はどうか?……ああ、そうか、もうそちらも一杯でこちらに回す余裕はないか、仕方がないな……いや、そんなことはない、君の厚意には感謝しているよ。うん、こちらのことは気になしくていいから、すまなかったな」
通信機の回線を切ると、俺はがっくりと肩を落とした。
――俺の負けだ。敗れたのだ、俺は。
奴らの提示した条件を呑むのは屈辱以外の何物でもないが、背に腹は代えられない。意を決した俺は通信機を手に取ると、奴らの回線番号を指定して……10数える前にスイッチを入れた。
「ああ、帝国システムサービスさん? 私です、帝王国土開発のサメジマです。 イヌイさんいらっ……ああ、イヌイさん? 失礼しました。ええ、そうですね先日の天下り……じゃなくてお誘いの件、受けさせて頂くことにしました。ええ、今の手取りの4割出していただければ……はい……じゃあ明日から、はい……」
(了)
ご講評ありがとうございます。
思惑としては、いい条件の天下りを他のライバルと競っている、というストーリーのつもりだったのですが、ちょっと削りすぎて説明不足になっているようですね。すみません。
あと、「きっと」はわざと重ねてるのですが、違和感ありますか?
「最後のきっとを、「きっとだけど」と補足してみては。」というご指摘がよくわからなかったので…。すみません。
まあ、きっとっていうリフレインでも、悪くないですけどね。
ただ、全体的にやっぱり最初は説明不足だなと思ってたので…。
もしですよ。もし、修正するんであれば、きっとのところは直しても直さなくてもいいです。
「明日菜、御免ね」
遠くから聞こえる母の声。失った母の声が聴こえる。続いて慈愛に満ちた姿が見えて、その手を握っているのは子供だ。それは、小さい頃の私。
「ママ……?」
小さな私は、いつも遊んでいた実家の庭で母の手を握っている。母はその手をゆっくりと放し、私の頭を撫でながら、屈んで目線を合わせた。
夢だ。これは、私の脳みそが描く優しい幻だ。そう気が付いた途端に光が溢れ、母の面影は消えていく。
「ママ!行っちゃやだ!」
――逝っちゃ嫌だよ、ママ……
「明日菜!」
はっと目が覚めて最初に見たのは、双子の兄であり私の保護者的存在になっている(悔しい)、飛鳥の顔だった。多摩地区では敵のいない旧家・坂本家の次期当主であった彼は、楽をして過ごせるその椅子を壊して、妹の私を連れて多摩地区から逃げ出した。ただの高校生だった二年前、“坂本家が絶対、なんておかしい”と、その考え一つで将来を棒に振っているあたり、坂本家始まって以来の異分子と言われ、忌み嫌われてきた中流家庭出身の母・今日子の血が入っている。それは私も同じだけれど、姿かたちがそっくりの私よりその血は濃い気がする。
「ったく、いつまで寝てんだよ。もう朝だよ」
「……御免」
「朝食できてるよ。朝は食べないと。華の女子大生」
「御免、食欲ないんだ」
「御免ばっかり」
「行ってきます」
今日はいつもみたいに喧嘩できそうもない。私はそのまま無言で顔を洗い、歯を磨き、姿見で寝癖を確認して家を出た。
「……母さんか。ま、かなわないよな。高卒サラリーマンの兄貴と、偉大なる母親じゃ」
アパートから大学まで、電車で三十分。どうもやる気の出ない私は、今朝の夢を思い出していた。あの庭は本家の母屋の庭で、幼い頃は、よく家族四人で遊んでいた。私と飛鳥を見ながら、時折クスクスと笑っていた父と母。私たちは幼いながら、テレビに出てくるような好青年と美女のカップルだと、笑ったりしていた。
二年前に母が逝き、その一年後に父も逝った。仲睦まじい二人は、多少のずれはあれど最後まで一緒だった。いつも隣にいる人がいなくなるとはどんな気持ちだろう。父は最後の一年を、どう生きたのだろうか。
ちょうどそれを思ったら、大学の最寄についた。そして思い出したあの日の記憶。今日も頑張ろう。母の葬式のあの日、脱走に加担してくれた上、貯金まで残してくれた亡き父と、生活の足しにと就労の道を選んだ聡明な兄のために。
それは母が逝ってから丁度一年後の夏。大学に無事合格し、少しずつ慣れてきた頃だった。郵便物を見るのは飛鳥の役目だったが、たまたま手が離せずに私が見に行ったのだ。
「どうして教えなかったのよ……」
父からの手紙だった。手紙ではない、それは……遺書だった。
「明日菜、受験を控えてたからさ。受験生の心を乱したらダメだろ」
「一大事よ?私たちの肉親なのよ、父さんは!」
「俺たちはもう坂本家の人間じゃない。下手に動いたら見つかって、また実家に閉じ込められる」
「あんた、鬼よ……!坂本が何よ、実の親なのよ!悲しくないわけ?!」
「悲しいに決まってんだろ!」
温厚な飛鳥が珍しく声を荒げる。責任感が強い彼は、何もかもを背負うつもりだったのだろう。坂本家を出たことも、病気だった父のことも、私のことも全て。どんなに苦しかったろう。何故私は、気づけなかっただろう……
「俺らの人生さ……まだまだ長ぇんだよ。だから、前に進むしかないんだよ。坂本家からビクビクしている今の生活、これって大きな山だと思うんだ。天下分け目の関ヶ原、裏切る武将が出たけど、生きてく為にはしょうがなかったんだ。今もそうだと思う」
「でも……その負い目をずっと感じなきゃならないじゃない!」
「一つずつ壊していけばいいさ。壊せなかったら回り道すりゃいい。幸い俺らはまだ若いからな」
「飛鳥……」
講義が終わると、目にもとまらぬ速さで身支度を済ませ、帰路に着く。友人たちの誘いも全て断った。無性に飛鳥に会いたかった。一蓮托生、かけがえのない存在。
「ただいま」
「お帰り。何、吹っ切れた様な顔だな」
「うん、思い出したの」「何を?」
山を越えればまた山。守られた中にいた私たちは、山自体を知らなかった。一つ一つがどんなに小さくても、私たちにとってはとても大きな山なのだ。大きな山脈を思わせる坂本家だけれど、いつかそんな概念を吹飛ばして、私と飛鳥なりの天下を取っていきたい。坂本飛鳥、坂本明日菜という個があると、胸を張って遠くの両親に言えるように。
ベストアンサーです!
ありがとうございます!
「夫婦戦争」
午後八時、戦いの火蓋は切って落とされた。
リビングが、無観客のリングへと豹変した。新婚の二人、家庭内事情に関する決定権を争う闘いだ。早速、少し強面な夫が先制攻撃を仕掛ける。彼が突如、妻の悪口を言ってきたのだ。それには妻も当然の如く怒る。その後、妻が「倍返し」とも言わんばかりに枕を投げてくる。しかし、夫は冷静に攻撃を避ける。枕は壁に当たり、そのまま下に落ちていく。夫はその枕を拾い、それを起点にジャンプ攻撃を仕掛ける。妻はそれを見て壁によじ登り、上手く攻撃を回避する。そこに、チャイムが鳴った。夫は玄関の先の厳寒な外へ飛び出す。そこには、ピザ屋のスタッフがいた。夫はピザを受け取り、「夕食にしよう」と妻に言う。
そして、ピザパーティが始まる。そこの場で妻が、「家内事情の決定権は私がいただきまーす!!」と笑顔で叫ぶ。夫は「まだ終わってないだろー!!」と叫び返す。そして、くじを引くことになった。
夫の友人が、くじを作り、夫婦に引かせる。そして、妻が勝利。「これで、かかあ天下だね!」と妻が笑顔になる。妻の天下は3日だけで終わることなく、受け継がれて200年後まで続くのであった…。
回答ありがとうございます!
夫婦の戦争か・・・。
旦那さん、奥さんには永久に逆らえませんねw
佳作です!
急きょお知らせです。
締切を、10月7日(月)、21:00に変更します。
回答お待ちしてます。
あと、講評希望の方は申し出てくれると嬉しいです。
今回思う以上にこない・・・。期間タイミング悪かったかな・・・。
ここが天下の天王山
「明智殿より伝令。秀吉を叩けと。」
「殿」
「待つのだ」
床几に腰を落ち着けているのは、筒井順慶である。ここは、洞ヶ峠、天王山を目の前に望む戦略の地である。
「この布陣なら、どちらが勝つのかまだわからない。待つのだ」
家来が駆け込んでくる。
「羽柴殿より伝令。できれば、光秀の背後へ廻っていただきたい」
「まだ待つのだ。」
再び家来が駆け込んでくる
「殿。また伝令です」
「今度は誰だ」
「織田殿です」
「織田とは?秀信殿か?」
「いえ、信長殿と」
「伝令に逢わせろ」
連れられてきた伝令は、痩せていて無精ひげが生えていた。
「筒井順慶殿、天下を賭けておるのだ。さ、いや羽柴秀吉を勝たせろ。」
眼光鋭い伝令の声を聴き、筒井順慶は驚いた。
「そなたは、のぶな」
伝令は、言いかけた順慶を右手を上げて止めた。
「天下の行方を知りたいだけじゃ。それ以上は無用。わしは猿に賭けた。勝たせよ」
「ははぁ」
頭を下げた順慶の前から、伝令が去る。
すると、また家来が。
「殿、電報が」
「な、でんぽ」
眼を丸くしている順慶をよそに、家来は紙を読み上げる。
「家康殿より電報、ハシバヲセメルベシ」
「楽な方を選んだか」
また家来が駆け込んでくる。四角い箱を持っている。
「殿」
「なんだその箱は」
「道長殿より入電。ハシハバシノオウエンコウ」
「道長って誰」
「藤原でござる」
家来が次々とやってくる。手に持っているものが、次第に小さくなっていく。
「松陰氏より、動かないことを望むと」
「正雪氏より、双方落とせと」
「太子殿より、とりあえす羽柴氏を」
「義経氏より、自爆もありかと」
筒井順慶は、たまらず家来の持っているiphone5Sを掴んだ。
「いったい、俺に何をさせたいんだ」
「天下の持ち主にブックメーカーが賭けをしているんだよ。歴史改変が許可されたからね。ちなみに、俺の意見は、洞ヶ峠にほんとはいなかったご先祖さんに、居城に戻ることをおすすめするよ。そうしないと、筒井順慶って小説が書けなくなっちゃうからね。よろしく」
呆然と、切れてしまったiphoneを順慶は見つめていた。
そこには、筒井康隆と表示されていた。
ブックメーカーで検索。
優秀賞です!
大喜利
では、お題「天下分け目の決選」「天下をかけた戦い」
はいそこ。
真夏の都心、無風の昼過ぎ。快晴。高いビルの屋上で倒れる人。駆け寄ると一九分けのおっさんが、虫の息。ビルにある病院に担ぎ込むと、医者が一言。「いやぁ、血栓だな。脳血栓。設備の整ったここでよかったよ。この辺にね血栓があってね。そう、この分け目のあたりだよ。この一九分けのね。うんうん」
炎天下で一九分けのあたりの血栓かぁ。
炎「天下分け目の血栓」
遠くねぇか。まあ、一発目ってことで。
はいそこ。
味噌汁はお替り自由なんだ。そうか、このワカメの味噌汁は、いくらでもOKなのね。このワカメって天然?養殖?養殖って、添加物がいっぱいって聞いたけど。ええ?そうなんだ。やっぱり。「添加」物いっぱいの「ワカメの」味噌汁「只かい?」
遠いどころか、無理ばっかりじゃないか
はいそこ
火打ち石ってのは、なかなかどうして慣れないと、火がつかねえんだよな。こうやって、金と石をかすめないとな。こうすんだよ、点火をかけた一閃ってのは。一瞬で決着つけるんだ。
を、いいね、きれいだね。
はいそこ
そりゃあ責任転嫁ってもんだよ。嫁を転がして転嫁っていうのも変だが、お前の言い分も変だ。責任はお前が取らないと。その若い女ってのは?ケツがでかいのか。そうか、お前の嫁とどっちが?どっちもどっち。そうか。
責任「転嫁」のお前と「若い女(め)」の「ケツ戦」かよ。
おいおい、下へ向かっちゃいけねぇなぁ。
はいそこ。
なんでまた、国王の息子を追いかけたりしたんだ?え?気に食わない?そりゃしょうがないな。
「殿下を」追い「駆けたたったかい?」
どうしても、ダジャレばっかりで、薀蓄のある言葉が一つもありませんな。
今からだとちょっと不安だな、このリフォーム
「電化をかけた結線」
おあとは全然よろしくないねぇ。
回答ありがとうございます!
ダジャレw(゚∀゚ )
面白かったです(笑
まさか創作文章の合間というネタがこんなになるとはねえw
締め切りました。
間に合わせられなかった方、ごめんなさいm(_ _)m
今回は、もうちょっと集まると思ったが・・・。前回のようにはいかんかったか。
12日あたりにやればよかったかしら。
まあ、そんなことは置いといて。
では、結果発表です!
第3位以上に輝いた3名を発表します。
佳作は・・・。
はかせさんの夫婦戦争です!
おめでとうございます!
内容に笑ってもうたw
旦那さん、奥さんには永久に逆らえない鬼・・・。
面白いです。 佳作笑ですね(・∀・)
では、優秀賞は・・・。
たけじんさんのここが天下の天王山です!
おめでとう!
歴史がえらく変更され、筒井順慶がすごく楽しんでるのにも、
これまた爆笑w
というわけで優秀賞!
それでは、ベストアンサーです!
コブマリさんの飛鳥・明日菜です!!
わー!おめでとうございます(*'▽'*)♪
内容が良く、表現力も悪くなくて、前回賞を取れなかったリベンジには大変なりましたね!おめでとう!
受賞者も、受賞できなかった方も次回に期待です!
お疲れ様でした。
ベストアンサーです!
2013/10/07 21:23:53ありがとうございます!
2013/10/08 07:42:39