すでに sibazyun さんが回答されている通り、コロナウイルスは「菌」ではなく「ウイルス」です。
乳酸菌は細菌の一種であり、細菌は1つの細胞から成る生物です。 1つの細胞とは言っても、細胞はそれ自体かなり複雑な構造物で、自身の複製・栄養の代謝・刺激への反応といった「生物らしさ」を備えています。
(ちなみに製品のカルピスは乳酸菌を殺菌して出荷しています。乳酸菌はたとえ死んでいても、人間の健康には寄与すると考えられています。これをパラプロバイオティクスなどと言います)
対してウイルスは細胞よりかなり簡素な構造で、高分子の一種に過ぎない、とも言えます。 ウイルスは遺伝子と殻しか無いような物で、ウイルス自身では増えることも動くこともできませんし、栄養を採り入れたり刺激に反応する事もありません。 凍結させたり乾燥させたり結晶化したりしても働きは変わりません。 これを生命と呼べるのかどうかは今も論争がありますが、一般論としては「ウイルスは生物ではない」と考えられています。 従って、ウイルスの生命力を問うことは難しい話です(殺そうと思っても、そもそも生きてないので)。
ウイルスは、細胞にとりついて侵入し、細胞の持つ仕組みを利用して自分を増やします。 この増え方には歯止めが無いので、宿主となってしまった細胞はいずれパンクして死んでしまいます。 宿主細胞が死ぬと、その中にあって増えた大量のウイルスが周囲にバラまかれ、また別の細胞にとりつく……ということになります。
こうしたウイルスの動きは、生命活動と言うよりは、「そういう性質を持つ物質のはたらき」だと考えられています。
上記を踏まえて、質問にあえて回答するとなると、「生命として生命力が強い」のはカルピス菌ということになるでしょう。 なにしろコロナウイルスは「生命として」という土俵にすら立てていないのですから。
乳酸菌「コロナ君みたいなウイルスって宿主生物がいないと自己複製もできないってほんと?それって生命って言えるの?」
コロナ「自己複製用の遺伝子とか余計なものを持たず最小限の要素でやってる俺らウイルスこそ究極の生命体だっつーの。乳酸菌君とか人間君なんて使ってない遺伝子だらけじゃん。俺たちを見習って少しは断捨離しろよ」
乳酸菌「冗長性って言ってな、そういうムダこそが多様性の源なんだよ。それでいろんな環境に適応できるようになるんだぜ?」
コロナ「それを言うなら俺たちだってものすごい勢いで遺伝子変異して多様化して環境に適応してるぜ!」
乳酸菌「そっかー、コロナ君たちもちゃんと考えてるんだなー」
コロナ「そうよ。恐れ入ったか!」
乳酸菌「でも普段使ってない遺伝子が目を覚ますと病気になっちゃう人間君ってかわいそう」
コロナ「あいつら欲望に忠実すぎるんだよ。せっかく飢餓に耐えられる能力を身に付けてるのに、食欲に従って必要以上に食べまくるから糖尿病になるしさ」
乳酸菌「言えてる。しかもライフサイクルが俺らより桁違いに長いから環境変化についていけねえよな」
コロナ「だろ。弱きもの。その名は・・・」
乳酸菌「人間!」
うん。不謹慎ではありますが、人が死ぬとそうおもいます。
そもそも論として、コロナはウイルスでしょうから、菌ではないです。それをあえて、コロナ菌という表現をするということで、ご理解願います。もちろん、初対面のあいてを馬鹿にする意図はないでしょうが、よろしく御願いいたします。
2020/08/25 21:54:37カルピスもカルピス菌ではなく乳酸菌です。もっというとたぶん厳密には乳酸菌ではない気がしますが、厳密なお話ではないといういみです。ごめんなさい。
2020/08/25 21:55:59